【剣道の応援】子供の試合にはまる親が多い理由7選

応援する人 子供の剣道で身につくこと

子供が剣道を始めると、本人よりも親の方がはまることがあります。

なぜなら、とにかく試合が面白いから。

私も子供の試合が毎回すごく楽しみで、今までほとんどの試合に観戦に行っていますし、ビデオに撮ってよく見返しています。

そこで今回は、親が夢中になる、剣道の試合が面白い理由を7つ紹介します。

私の個人的な考えを挙げていますが、剣道の試合を生で見たことがある人なら、きっと共感してくれると思います。

 

緊張感がある

緊張感

剣道の試合は、小学生の場合2分間の短い戦いです。

その短い間に、お互いが集中力を高めて駆け引きをするのでピリピリした雰囲気になります。

そのため、見ている親もずっと目が離せず、ドキドキして見守ることになるのです。

さらに、延長戦になると1本を先に取った方が勝ちなので、より緊迫した展開になります。

この緊張感がより一層試合を面白くしてくれます。

 

体が小さくても勝つことがある

体が小さい子供

多くのスポーツでは体が大きい選手の方が強い場合がありますが、剣道は違います。

なぜなら、技の上手さや経験が活きるスポーツだからです。

そのため、体の小さい子や学年が下の子でも勝つチャンスが大いにあります。

どんなに体が大きい子でもなかなか技が決まらず、ぽろっと負けることもあって、何が起きてもおかしくないのが剣道です。

小学生のうちは体の成長に差が出ることもありますが、たくさん練習した方が勝てるというのは平等でいいなと思います。

 

迫力がすごい

迫力

剣道の試合を見たことがある人は分かりますが、とても迫力があります。

試合によっては観覧席だけでなく、フロアに降りて応援できることもありますが、目の前で見るとさらに驚くことでしょう。

竹刀で打ち合う音、体がぶつかり合う音、踏み込む足の音、そして気合の入った大きな声。

見ているこちらの気持ちも昂ってきます。

小学生でも学年が上がるにつれ迫力が増していき、さらに中学生にもなると大人顔負けの激しさです。

 

ルールが分かりやすく気軽に見れる

ルール

ルールが分かりやすいのは、剣道の魅力とも言えます。

細かい規則はもちろんありますが、基本的には先に2本取った方が勝つというシンプルなものです。

反則も、試合場から出たり、竹刀を落としたりといろいろありますが、見ていて分かるものばかりなので、難しくて分からないなんてことはあまりありません。

特に小学生の場合は、審判もゆるめに見てくれるので、1本の旗が上がりやすかったり、反則があっても一旦試合を止めて簡単に指導してくれたりします。

そのため、見ている側も試合内容を受け入れやすいです。

初心者でも理解がしやすく、気軽に観戦することができます。

 

審判の判断で決まる

勝敗

ルールは分かりやすいですが、それを判断するのは試合場の3人の審判だけです。

サッカーやバレーのようにビデオ判定はありません。

そのため、時には「あれ?なんで…?」っていう納得いかない判定の時もありますし、審判同士で旗が割れることさえあります。

しかし、それも慣れてくると逆に面白さに変わってくるのです。

審判がどういう判断で1本を取ったのか、なぜ反則を取ったのか等考えながら見ることができます。

 

清々しい気持ちになる

清々しい

「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、剣道の試合中は勝つことだけでなく周りの人を敬い礼を尽くすことも大切です。

始まりと終わりにするお辞儀はもちろん、審判から指導を受けた際や、自分の不注意で試合を止めてしまった際も審判に対してお辞儀をします。

対戦相手に対しても非礼の無いように振る舞う必要があり、例えば勝った時のガッツポーズなどは禁止されています。

相手を威圧したり、険悪なムードになったりすることもほとんど無いです。

そのため、剣道の試合は見ていてとても清々しく、勝っても負けても後味が悪いという事は、滅多にありません。

 

団体戦がおもしろい

剣道の団体戦

剣道の試合では、個人戦の他に団体戦もあります。

団体戦はチームから選抜された5人(5人制の場合)が各ポジションの相手と戦いますが、お互いのチームに戦略があり、奥が深くて面白いです。

最終的に勝ち星が多い方が勝ちで、同点なら本数勝負で、それも同じなら代表者同士の1本勝負になります。

勝ちに行く選手、引き分けを狙う選手、2本取りに行く選手がいたりして、その駆け引きが団体戦の醍醐味です。

相手との相性によって強い選手が負けたり、その逆もあったり作戦通りにいかないこともよくあります。

そのため、一戦一戦ハラハラしながら見ることができるので、私は団体戦が大好きです。

なお、団体戦の各ポジションの強さや役割については、下記の記事で詳しく解説しています。

先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の強さと役割を解説

 

最後に

剣道の試合はほとんどテレビで放送されることもないので、実際に会場に見に行くしかありませんが、初めてならその雰囲気にびっくりすることでしょう。

特にトーナメント終盤の準決勝や決勝になると圧巻です。

1本が決まった瞬間、ものすごい歓声が上がり、たくさんの拍手が起きます。

少し前までコロナの影響で、観客は入場禁止だったり声出し禁止だったり制限がありましたが、最近は多くの試合で緩和され、大声援を送れるようになりました。

そんな雰囲気の中で我が子が試合をすれば、親としては間違いなくテンションが上がることでしょう。

子供が剣道を始めたら、ぜひ一度応援に行ってみて、その面白さにはまってみて下さい。