子供の習い事で剣道はいいと聞きますが、実際に習い始めると親は大変じゃないか気になりますよね?
「どんなことにお金が掛かって、いくらくらい必要だろう?」
「練習の送り迎えをしたり、付き添いをしたり、やることってたくさんあるの?」
今まで剣道に関わったことが無ければ、何が大変か分からず不安に思うこともたくさんあると思います。
そこで、今回は剣道で掛かる費用、親の役割について分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、剣道を習わせた時、どういったことで親が大変か分かり対策もとれるでしょう。
剣道で掛かる親のお金の負担はいくら?
まずは剣道を習わせることで掛かる費用について解説していきます。
他のスポーツに比べて特別お金が掛かるというわけではありませんが、剣道でもいろんな場面で出費が必要です。
代表的な費用について順番にお伝えしていきます。
月謝
必ず必要になってくるのが月謝です。
先生から剣道を教わっている以上、その教わり賃である月謝は支払いが発生します。
ただし、必ずしも毎月払いと言うわけではなく、半年もしくは1年でまとめて払う場合もあります。
私の子供が通っている道場では月に2,500円ですが、半年に1回まとめて払うシステムになっています。まとめるとけっこう大きな金額にはなりますが、払う手間が省けるので助かっています。
月謝の金額や支払い方法は道場によって違うので、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
特に、大会への参加が多い強豪チームだと、月謝が高めに設定してあるかもしれません。
保護者会費
月謝とは別に保護者会費も必要になってきます。
なぜなら、大会への参加費などとは別に、チーム内で必要になるお金もあるからです。
具体的には、子供が怪我をした時の救急道具代、合宿などでの宿泊代やご飯代、卒業生へのプレゼントなどありますが、これ以外にも様々な場面で使うことがあります。
保護者会費は月謝以上に使い道が多岐にわたるので、道場によって金額はかなり違うと思われます。
私の子供が通っている道場では月に1,500円で、1年間分をまとめて支払っていましたが、もし途中で辞めた場合でも返金はありません。
ただし、入部してしばらくの間は、お試し期間として保護者会費はもらっていません。
保護者会費についても、前もって確認しておいた方がいいでしょう。
剣道具代
次に準備しなくてはいけないのが、剣道具代です。
細かいものまで挙げればきりがないですが、防具(面・胴・小手・垂れ)と防具袋、竹刀と竹刀袋、面タオル、道着と袴などを揃える必要があります。
それぞれ種類や品質で金額が異なりますが、全部で数万円は必要です。
さらに、竹刀は消耗品なので頻繁に買わなくてはならず、使い方で差はありますが、すごくざっくりで月に2~3本は交換することになるでしょう。
また、防具はあまりないですが、道着と袴の方は子供の体が大きくなるにつれて買い換えが必要です。
しかも洗い替え用や夏用・冬用など何枚か持っておかなくてはいけないので、かなりの出費になります。
ただし、これらは道場の先輩からお下がりをもらえることもあるので、うかせることもできます。
剣道具代は高額になりますが上手くやれば出費を抑えることもできるので、考えてやりくりしましょう。
遠征費用
見落としがちですが、意外とお金が掛かるのは遠征費用です。
剣道の大会や練習試合は県外など遠くで行われることもあり、その際子供を連れていくのに交通費が掛かります。
車だけでなくバスを借りてみんなで一緒に行くこともあります。
さらに、車やバスで行けないくらい遠ければ飛行機で行く場合もありますし、親子で宿泊するかもしれません。
私の子供も県外の大会に頻繁に参加していたので、大会が続いたときは相当な出費になり大変でした。
もし遠征によく行くようなチームなら、お金を貯めておかないといけないかもしれません。
親の付き添いは必要?剣道での親の役割とは
子供に習い事をさせる際、気になるのが親の付き添いがいるかどうかです。
仕事をしているお父さんお母さんなら、ずっと一緒にいるのはなかなか難しいことでしょう。
では、剣道で付き添いは必要なのでしょうか?
実は、剣道は付き添いは必要です。付きっきりとまではいきませんが、かなりの時間を割かなければ続けられません。
下記にその理由を説明していきます。
練習の送迎
剣道は、他のスポーツと違って親の送り迎えが必ず必要です。
なぜなら、重たい防具や竹刀をもっていかないといけないから。
例えば、サッカーならユニフォームを着てスパイクを持っていけばいいでしょうし、野球も同じくユニフォームを着てグローブを持っていけば練習に参加できるでしょう。
しかし、剣道の場合はそうはいきません。歩いて行けるほど道場が近くにない限り、防具や竹刀を背負って通うのは大変です。
もちろん自転車で通うなんてできません。
そのため、剣道では親の送り迎えが必ず必要になってきます。
練習の見守り
では、道場に子供を送り届けたらそれで終わりでしょうか。
実は練習中も親の役割はけっこうあります。
まず、剣道を始めてしばらくの間は一人で面を付けることができないので、親が付けてあげる必要があります。
習熟具合にもよりますが、低学年の間は親が手伝ってあげることが多いです。
それから、剣道では打撲や捻挫など怪我も頻繁に起こるので、手当てをすることもあります。
さらに、練習中に竹刀がささくれたり、面の紐が切れたりすることもあり子供だけでは対応が難しいでしょう。
他の保護者さんが対応してくれればいいですが、度々お願いするのは気が引けますし、やはり親が見守ってあげる方がいいと言えます。
試合の送迎
先述した通り、通常剣道の大会や練習試合は親が送り迎えをします。
遠くに遠征する場合、早朝から出発することもありますし、夜遅くに返ってくることもあります。さらに連日の試合となると宿泊するかもしれません。
そのため、もし仕事をしているお父さんお母さんなら休みを取る必要がでてきます。
小学校の高学年にもなると、出場する大会も増えてくるのでなおさらです。
それでも、子供が剣道の試合に出場するのはうれしいことことなので、大変ですが積極的に送り迎えをする親もたくさんいます。
試合のお手伝い
剣道の大会や練習試合によっては、各道場の保護者が補助員として進行の手伝いをする場合があります。
具体的には、試合時間の計測や対戦表の掲示、記録係などです。
通常、高学年の保護者がする場合が多いですが、保護者の人数が足りないと補助員をさせられるかもしれません。
また、練習試合などではチームの勝敗表を細かく記録する役割もあります。
お互いのチームの取得本数や勝ち星を書いていくのですが、書き方のルールが決まっていてかなり大変です。
保護者はこの記録表の書き方も覚えなければいけません。
イベントの準備
剣道の試合以外にも、道場によってはイベントをするところがあります。
例えば、私の子供が通っている道場では、春と秋に合宿、年末に親子で剣道大会、3月に卒業生を送る会を毎年していて、不定期で新入生歓迎イベントも開催しています。
これらのイベントをやる場合、先生だけでなく保護者の協力も必要不可欠です。
さらに、有名な道場の場合、他の道場を呼んで合同練習をしたり、自分の道場が主催で剣道大会を開いたりもします。
その場合は、事前準備がかなり大変で、保護者にも相当な負担が掛かります。
最後に
今回は、子供が剣道を習った際の親の大変さについて解説しました。
知らないと不安になる金銭的な負担や、親の役割をお伝えしましたが、子供が習い事をすると大なり小なり負担が掛かり親は大変なものです。
しかし、それ以上に子供の成長にとって習い事は大切ですし、親自身も子供の成長を見て喜びを感じることでしょう。
いろいろと大変なこともありますが、できれば子供に剣道を習わせて親子で楽しんでほしいと思います。