子供の剣道で集中力を高めることはできる?我が家で実践している方法も!

子供の剣道で集中力を高めることはできる?我が家で実践している方法も! 子供の剣道で身につくこと

子供が小さいうちに集中力を養いたいと思いませんか?

私の子供も以前は集中力があまり続かない方で、どうしたら集中力がつくのか悩んでいたことがありました。

そこで知り合いにすすめられ始めたのが剣道でした。

最初のうちはどのくらいつくのか半信半疑で、もし集中力がつかなくても体力がつけばいいかなくらいの考えで始めましたが、短期間でみるみる集中力が増していきました。

子供の集中力は先天的なものだけではないので、学んで鍛えてあげることが大切です。

今回は、剣道をすることで子供の集中力を高めることができる理由や、我が家で実際に行っているトレーニング方法をお伝えします。

子供の集中力が続かず悩んでいるお父さんお母さんの参考になれば幸いです。

 

剣道をすることで集中力を高められる理由

剣道をすることで集中力を高められる理由

剣道は他のスポーツや習い事と違い、武道としての側面があります。

そのため、子供にとってはきついと感じる一方、集中力を高めるのに向いていると言えるのです。

では、下記にて具体的に説明していきます。

 

気持ちを鍛える

剣道には「気・剣・体」という言葉があります。

簡単に言うと「気」は気持ち(精神力)のこと、「剣」は技(剣技)のこと、「体」は体の動きのことで、剣道ではこれらを鍛えていくことでが大切です。

そのため、剣道で練習を続けているうちに「気」が鍛錬されていき、集中力の向上に繋がります。

この「気」の部分は特に一朝一夕で身に付くものではなく、「剣」や「体」と比べて成長が分かりづらいものです。

しかし、先生から指導を受けていくうちに次第に身に付いていきます。

強い気持ちを持つことで、周りの雑音を気にしない集中力が養われていくのです。

 

規律と礼節

剣道では規律と礼節を大切にします。

なぜなら、それらを学ぶことで人間性を磨いていくからです。

人間性の向上は剣道をする目的の一つとも言え、先生から厳しく教わります。

そして、この規律と礼節を身に付けるためには集中力が欠かせません。

剣道の練習中や試合中は、できるだけ集中力を保ち規律と礼節を意識した行動を取るようにします。

初めのうちは難しいかもしれませんが、これを続けていくうちに自然と高い集中力を保てるようになってきます。

 

黙想

剣道では練習を始める時と終わる時に、必ず黙想をします。

これは集中力を高めることと、気持ちを落ち着かせることが目的です。

他のスポーツでは見られない、剣道特有の作法でしょう。

子供のうちはなかなか黙想をする機会もないので、集中力を高めるためのよいトレーニングになります。

また、私の子供が通う道場では黙想の前に正座をして先生の話を聞きます。

その際、先生から厳しい言葉を投げかけられることもあり、子供たちにとってはとても緊張する時間です。

しかし、これも集中力を高めるためのよい訓練になっています。

 

集中力強化につながる剣道の練習とは?

集中力強化につながる剣道の練習とは?

練習では、技を身に付けるのと同時に高い集中力が必要となる場面があり、繰り返すことで次第に集中力をつけていくことができます。

今回は具体的な練習メニューを4つ紹介します。

 

素振り

素振りは剣道の練習において基本中の基本です。

何十本、何百本と繰り返し行うためには、かなりの集中力忍耐力が必要です。

剣道の練習では必ず素振りを行うので、毎回集中力を鍛えることができるでしょう。

 

技の反復練習

剣道の練習では、技を体に覚えさせるため反復練習をよく行います。

何度も何度も繰り返し有効部位に打突を繰り返しますが、この時打ち損なうわけにはいきません。

なぜなら、受ける側が怪我をする恐れがあるからです。

小手や胴は、技が外れると防具が無いところに当たってしまい怪我をするかもしれません。

そのため、高い集中力を保ちながら繰り返し打ち込みをしなければいけないのです。

 

地稽古

地稽古とは、決められた時間内で実践のように戦う練習のことです。

通常、小学生の試合時間の2分より短い1分や1分半で勝負をするため、高い集中力で挑む必要があります。

しかも、間髪入れずに何人もの相手と対峙するため集中力を切らすことができません。

さらに、先生と対峙することもあり、気を抜く暇もありません。

 

相掛かり稽古

相掛かり稽古とは、二人一組で合図と同時にスタートし、どちらかが一本を取るまで終わらない打ち合いです。

とにかく1本先取した方が勝ちなので、通常の試合と違いどちらも止まらずにひたすら打ち合います。

相手の技を防ぎ、もしくはかわしつつ素早く打ち込むので、集中力俊敏性が必要です。

この練習は、自分の持つ集中力と俊敏性を一気に極限まで高めるので、とても疲れますが即効性のある練習と言えます。

 

我が家で実践している子供の集中力を高める方法を紹介!

我が家で実践している子供の集中力を高める方法を紹介!

集中力を高めるトレーニングは、自宅でも簡単にできます。

私は、子供の集中力をさらに高めたいと思い、自宅で剣道の練習相手をする際や、日頃子供と接する際に意識して取り組んでいます。

下記にて、その方法を紹介するのでよかったら参考にしてみてください。

 

合図で打ち込み

我が家では、しっかりした面が打てるように打ち込み練習をしていますが、その際合図と同時に打ち込むようにしています。

合図を出すタイミングは1秒だったり10秒だったりバラバラです。

なぜなら、そうすることでいつ打ち込めばいいか分からず、より集中して臨まなければいけないからです。

以前は普通に打ち込み練習を繰り返していましたが、それだけでは子供の気持ちが抜けてしまっていたので、この方法にしました。

おかげで、集中状態に切り替えることが上手にできるようになり、それを継続できるようになりました。

 

イメージトレーニング

イメージトレーニングも集中力を高めるのに有効な方法です。

剣道の大会の前日には、過去の勝った試合の動画を見せ、どんなメンタルでどんな戦い方をするかイメージトレーニングをさせています。

事前に試合をイメージしておくことで心に余裕ができ、緊張を和らげることができるのです。

そのため、不安な気持ちを減らし、最初から集中した状態で試合に臨めます。

これは何も剣道に限った方法ではありません。事前にこれからすることをイメージしておくことで本番でリラックスして集中できるのです。

 

ポジティブな声掛け

これも剣道に限ったことではありませんが、我が家ではポジティブな声掛けを心がけています。

良い結果が出た時はその結果をそのまま褒めてあげ、悪い結果の時には良かったところを探して褒めたり、頑張った過程を褒めてあげています。

そうすることで、子供は自分が認められていると感じてやる気になりますし、今まで頑張っていることは間違っていないと安心でき、次回も集中して取り組むことができるのです。

もし否定的な言葉を掛けてしまうと、自分に自信が持てず不安になるので試合に集中しづらくなってしまいます。

親の声掛けは単純な行為ですが、子供のメンタルに大きな影響を及ぼすほど重要なことです。

子供がどのくらい集中できるかは、親の上手な声掛け次第だと思います。

子供が集中して物事に取り組めるよう、前向きな言葉を掛けてあげましょう。

 

最後に

個人差はありますが、子供のうちはなかなか集中力を維持するのは困難です。

そのため、習い事などを通じて集中力を養う練習をしていくのがいいでしょう。

そして、今回お伝えしてきたように、その中でも剣道は精神力の鍛錬も大切にしていて最適と言えます。

習い始めは落ち着きがなかった子供たちが、剣道を学んでいくうちに集中力がついていく姿を私はたくさん見てきました。

ぜひ剣道を通じて子供の集中力を高めてみてください。