3歳から剣道を始めるのは早い!?最適なタイミングはいつ?

3歳から剣道を始めるのは早い!?最適なタイミングはいつ? 子供の剣道の始め方

子供の習い事に剣道を考えている人にとって、始めるタイミングは難しいところです。

「早く上達させたいから、未就学のうちに習わせた方がいいかな?」
「でも、早すぎると怪我するかもしれない…」
「子供の同級生が剣道を始めたから、焦ってしまう」

できれば早く剣道を始めさせて強くしたいと思う反面、あまり早すぎると怪我をしないか心配になってしまいます。

そこで、今回の記事ではいつ剣道を始めたらいいのか年代別の剣道を始めた時の特徴についてお伝えします。

この記事が、いつ子供に剣道を習わせようか悩んでいるお父さんお母さんのお役に立てれば幸いです。

 

剣道を始めるなら早い方がいい?3歳から始める人も!?

剣道を始めるなら早い方がいい?3歳から始める人も!?

剣道を習わせ始めるのは何歳からがいいでしょうか?

もし既に剣道を習わせることを決めているなら、早く習わせることをおすすめします。

具体的には4~5歳くらいからがいいでしょう。

なぜなら、4~5歳は保育園や幼稚園では年中児から年長児にあたる年齢で、相手の話を最後まで聞いて理解することができ、ルールを守ったり集団での行動もできるようになる年齢だからです。

そのため、剣道の先生から受ける指導をきちんと聞くことができ、集団でする稽古も問題なくできることでしょう。

なお、よく剣道は3歳から習えると聞きますが、さすがに3歳ではスムーズに稽古を受けることができず、稽古についていくことが難しいです。

私の知り合いで、3歳から子供を習わせ始めたお母さんがいましたが、道場では落ち着きが無く先生のいう事をあまり聞かなかったそうです。

しかも休憩時間には勝手に走り回り、転んで怪我をしたりして大変だったと聞きました。

剣道の練習がきちんとできる適切な年齢になった上で、できるだけ早く始めるようにしましょう。

では、下記にて早く剣道を始めた時のメリットとデメリットをお伝えします。

 

早く剣道を始めた時のメリット

では、剣道を早く始めることのメリットはなんでしょうか?

一番のメリットとしては、剣道が早く上達することです。

他の子供たちより先に始めた分、多くのことが学べます。

小さいうちはあまり運動神経に差が無いので、単純にたくさん練習した方が強くなりやすいです。

そして、小さいうちから剣道で勝つことを経験すると、剣道が楽しくなり自信も付きます。

勝つことでさらに練習がしたくなり、練習することでさらに強くなるという好循環が生まれ剣道がより楽しくなることでしょう。

また、剣道を通じて礼儀を学ぶことができます。

挨拶をすること、お辞儀をすること、大きな声で返事をすることなど剣道では礼儀を身に付けることも稽古の一つです。

普段の生活でなかなか礼儀について教わる機会はないので、小さいうちから学べるのはありがたいことと言えます。

さらに、小さいうちから保育所や学校以外で交友関係を作れることも良い点です。

しかも年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと接することができ、先生など大人とも関りを持つことができます。

幅広い年齢の人たちと交流することで、小さいうちからコミュニケーション能力を養うことができるでしょう。

 

早く剣道を始めた時のデメリット

一方、早くから剣道を始めることのデメリットもあります。

それは、遊ぶ時間が削られることです。

今までは友達と遊んでいた楽しい時間も、剣道を始めることで我慢しなくてはいけません。

遊びたい盛りの子供にとっては可哀そうなことです。

また、子供だけでなく大人にも負担が掛かります。

月謝などの金銭的負担はもちろんですが、送り迎えや付き添いなど時間的な負担も大きいです。

しかも、小さいうちは剣道の試合もあまり無いので、練習の成果を出す場面がなく子供も大人も我慢しなくてはならないでしょう。

しかしながら、何か習い事を始める以上、これらのデメリットは当たり前のこととも言えます。

そのため、剣道を習うのであれば、剣道にしかないメリットの方に目を向けるべきでしょう。

 

未就学から受け入れてくれる道場はあるの?

さて、4~5歳で剣道を始めるのがいいとお伝えしましたが、未就学児を受け入れる道場はあるのでしょうか?

実は受け入れを「小学生」からにしている道場もけっこう多く、もし仮に未就学児が入れてもあまり練習に参加させてもらえないケースもあります。

私の子供が通っている道場の場合、未就学児はプレ入部という形で、月謝はもらわずに練習への参加が可能です。

防具もまだ付けることはなく、道着と袴を着て練習しています。

未就学児を受け入れてくれるかは、事前に道場に確認しておくといいでしょう。

 

剣道を始めた人の年代別の特徴とは?

剣道を始めた人の年代別の特徴とは?

剣道は何歳からでも始められますが、年代によって特徴が異なります。

下記にて、未就学から一般人までの特徴をお伝えします。

 

未就学

早い時期からしっかりと剣道を学ばせたいなら、未就学児の段階で始めてもいいでしょう。

未就学のうちから始めておくと、他の子よりも早くスタートが切れるので、早い上達が見込めます。

ただし、すでにお伝えしているように早くても4~5歳からがベストです。

竹刀がある程度握れるようになる3歳から始める人もけっこういますが、きちんと剣道を学ぶにはまだ少し早いと思います。

 

小学校低学年

小学校入学のタイミングで、1年生から剣道を始める子供も多いです。

この時期は好奇心が強く、習ったことをどんどん吸収していきます。

参加できる大会もたくさんあるので、強くなれば剣道が楽しくて仕方なく感じるようになるでしょう。

 

小学校高学年

小学生の高学年になってくると、実力差がかなり現れてきます。

なぜなら、技術面もさることながら、運動神経や体格に差が出てくるからです。

特に、9歳~12歳の間はゴールデンエイジと呼ばれ、身体能力が著しく向上しスピードもパワーも一気に伸びます。

私の子供が通う道場でも、今まであまり勝てなかった子が、人が変わったように急に強くなったことがありました。

また、高学年はチームの主力になる年齢なので、剣道に取り組む意識が変わりことも強くなる要因と言えます。

なお、剣道では小学4年生までを低学年とし、5、6年生を高学年とするのが一般的です。

そのため、低学年の部では4年生が主力となりチームを引っ張ることになります。

 

中学生

小学生のうちに剣道経験が無くても、中学生になって部活で始める子供もたくさんいます。

最初のうちは、剣道特有の動きに戸惑うかもしれませんが、体が成長して運動能力も高いのでしっかりと練習を続ければ、中学生のうちに経験者に追いつくこともできるでしょう。

もし、小学生のうちに違うスポーツをしていたら、その時に鍛えた運動能力を活かせるかもしれません。

 

高校生

高校生から剣道を始める人も少なからずいます。

しかし、全くの素人なら高校生のうちに周りに追いつくのは難しいでしょう。

剣道自体を楽しみたい場合や、大人になっても続けたいのならとても素晴らしい事です。

 

社会人

社会人になってから剣道を始めるのは大変ですが、趣味として楽しみたいのならおすすめです。

働きながらの練習となると、慣れるまでは体力的につらいかもしれません。

しかし、逆に剣道をすることで体力がつき、さらに精神面を鍛錬することができます。

ちなみに、私の子供が通う道場の先生の一人は40代半ばで剣道を始められました。

子供が剣道を習い始めたことで剣道を知り、中学3年生で子供が剣道を引退したタイミングで決意したそうです。

今は段位も取って、仕事終わりに子供たちの指導をされています。

 

最後に

剣道は竹刀で相手と打ち合う激しいスポーツですが、正しい指導を受けルールに沿って行えば安全なスポーツです。

小さな子供のうちからでも楽しく取り組むことができるでしょう。

ぜひ親子で一緒に剣道を楽しんでみてください。