初心者は要注意!剣道で起きやすい怪我とその対処法を解説!

怪我 子供の剣道の始め方

「おもしろそうだから剣道やってみたい!でも怪我が怖いな…」

剣道に興味があっても、怪我が心配でなかなか始められない人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、剣道で起きやすい怪我とその対処方を解説します。

特に、まだ剣道に慣れない初心者の内は怪我をしやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

 

打撲

打撲した人

剣道で頻繁に起こる怪我が打撲です。

うちの子供も練習のたびに、どこかに青あざを作って帰ってきます。

打撲になる原因のほとんどは外れた打突で、初心者の場合、防具のないところを打つこともよくあります。

また、右腕の辺りは小手を打たれるので打撲をしやすい箇所です。

防具で守ってますが、もし外されると道着の上から打たれたり、防具と道着のすき間を打たれることもあります。

もし防具の上から打たれたても、相手の打ち方や場所によっては赤く腫れることがあります。

次に、胴を外された時もかなりの衝撃です。

防具より下に外される分には垂れが守ってくれますが、上だと道着の上から打たれることになります。

胴は小手に比べて強く打たれるのでより打撲になりやすく、ひどい時は内出血になる場合もあるので注意が必要です。

予防方法としては、道着の下にインナーを着るのがいいでしょう。

中に一枚着ておくだけでもかなり違います。

夏場は暑いですが、長袖のピタッとしたスポーツ用のインナーを着用すれば小手を守ることもできます。

さらに、小手用の手袋を付けるのも効果的です。

 

捻挫

捻挫した人

捻挫は上級者でもしますが、特に初心者がよくする怪我の一つです。

剣道では左足のかかとを上げ、すり足で移動をするため、慣れないと足がもつれたり、汗で滑ったりして足首を捻挫することがあります。

また、打突の際には右足で強く踏み込むため、体勢が崩れると足をひねりやすいです。

そのため、捻挫をしないために事前にしっかりとストレッチをしておくといいでしょう。

足首周りの筋肉やすじを伸ばして柔らかくしておくと、捻挫の予防にかなり有効です。

また、捻挫をしてしまったけどどうしても練習を休めない場合、軽傷ならテーピングで足首周りを固めことで悪化防止ができます。

とはいえ、捻挫は悪化すると長引きますし、くせになって捻挫しやすくなる可能性もあるので、できれば病院や整骨院などでしっかりと診てもらうのがおすすめです。

うちの子供も捻挫をしたときはまずは治すことを優先していて、その間道場では座ってひたすら素振りをやっています。

 

腰痛

腰痛の人

腰痛も気を付けて欲しい怪我です。

剣道では右足が前、かかとを浮かせた左足が後ろの不安定な体勢で構えます。

そのため、打突をしたり、技を受けたりするとどうしても腰に負担が掛かってしまうのです。

さらに、剣道では打突の際、体当たりをすることがあるので、さらに腰への負担が高まります。

腰痛は悪化すると日常生活にも影響が出るので注意が必要です。

まだ剣道を始めて日が浅いうちは、できるだけ実践に近い動きはせずに剣道の動きに慣れることと、足腰の筋力をつけることに注力してください。

練習でも、初心者は基本的な構えや足の動きを最初にしっかり覚えさせられますし、足腰の鍛錬もされますので、しっかりとこなしていくといいでしょう。

また、もし腰が痛いなと感じたら早めに病院や整骨院などで診てもらった方がいいです。

痛みが長引くようならコルセットもおすすめします。

 

アキレス腱断裂

アキレス腱

アキレス腱の断裂は、剣道では比較的起きやすい大怪我です。

先述した通り左足のかかとを浮かせた体勢で構えをとりますが、打突の際はその体勢のまま左足で地面を強く蹴って飛び込んでいきます。

そのため、急な打突をしたり、繰り返し打突をしているとアキレス腱に過度な負担が掛かってしまい、最悪の場合断裂してしまいます。

対処法としては入念なストレッチがおすすめです。剣道を始める前には十分すぎるくらいしっかりと足首のストレッチをしておきましょう。

さらに、練習後のマッサージもおすすめです。

 

熱中症

熱中症の人

怪我ではありませんが、怪我と合わせて注意してほしいのが、夏場の熱中症です。

冷房施設がない剣道場や体育館の場合、室内はかなりの高温になります。

しかも、生地の厚い道着と袴を着た上に防具を付けた状態なので、熱が外に発散しづらく、中は蒸し風呂状態です。

そのため、長時間練習をしていると熱中症になるリスクが高まってしまいます。

うちの子が通う道場では、練習の時間を短くしたり、面を付けずに練習をしたり工夫していますが、それでも子供たちは汗だくになり、時には赤い顔をして辛そうです。

特に、剣道を始めたての子や低学年の子は、この暑さに慣れていないので、必ずこまめに水分補給をしたり、氷のうで体を冷やすようにしましょう。

また、練習中に体調が悪くなればすぐに先生に伝えて、休むようにしてください。

熱中症にならないよう、十分な睡眠と食事も大切です。

 

最後に

スポーツや武道には怪我はつきもので、実際に剣道をしていると、大なり小なり怪我をすることもあります。

しかし、事前に起こりやすい怪我や対処法を知っておくことで予防もできますし、何より怪我を怖がらずに剣道に取り組めます。

怪我を恐れて心配しすぎるより、剣道を楽しむことに目を向けていきましょう。