子供が剣道を辞めたい理由と対処法3選!小学生の息子と向き合った体験談を紹介

剣道を辞めたい小学生の子供とそれに向き合う父親の様子 親子で学ぶ剣道のこと
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子供から「剣道を辞めたいんだけど・・・」と打ち明けられた時、これまでサポートしてきた親として、子供にどう向き合い、どう対応をしたらよいのか悩んでいませんか?

私も小学生の息子(当時)から「もう剣道やりたくない」「剣道辞めたい」と何度も言われ、このまま続けさせるにはどうしようかと頭を抱えたことがあります。

最初は私も息子にとにかく剣道をつづけさせたいと思い、息子の訴えに耳を貸しませんでした。しかし、剣道を辞めたいと何度も言い続ける息子を見ていて、親の期待ばかり押し付けるのも違うような気がすると感じ始めたのです。

そこで、私は息子の気持ちにしっかりと向き合うことにしました。

その結果、息子は剣道を辞めることなく今でも続けています。

この記事では、これまで何度も「剣道を辞めたい」と訴えてきた息子に、私がどのように向き合い、対処してきたかを実体験を元にお伝えします。
子供から「剣道を辞めたい」といわれ、どのように対応すればよいのか迷っている人へ、少しでも参考になると嬉しいです。

 

子供が剣道を辞めたい理由を理解する

理由を理解しようとしている様子

剣道はとてもハードなスポーツで、特に小学生ぐらいだと心身ともに疲れやすく、辞めたいと感じるのも自然なことです。

息子も、剣道を始めた頃はやる気満々でしたが、剣道を続けていくうちに「もう行きたくない」と言い出すようになり、小学生のうちは何度も辞めたいと言っていました。

私はなぜ辞めたいのか理由を知るために、毎回子供の気持ちに寄り添いながら本音を引き出していきました。すると息子には今までいくつか辞めたい理由があったのです。

 

先生が怖い

息子が小学校低学年の時は、とにかく道場の先生が怖かったようでした。

道場の先生はとても熱心な方で、厳しく指導してくれますが、その分子供たちにはかなり怖い存在だったようです。

私の息子も先生を怖がっていて、それは稽古中にすごく伝わってきていました。稽古の度に怒られていたので、先生から逃げたい気持ちになったのでしょう。いつも剣道を辞めたいと言っていました。

 

稽古が厳しい

次に、辞めたいと言い出したのは小学校4年生の時です。

剣道の稽古は、子供にとって大きな負担になることがあります。体力的にも精神的にもきついため、最初は楽しかった稽古が辛いものになるのです。

私の息子も稽古をすごく嫌がっていて、よく先生にばれないようにサボっていました。でも、すぐに見つかって連れ戻され、さらにきつい稽古をさせられていたのです。

この頃は、息子の頭の中は稽古から逃げ出したい気持ちでいっぱいになっていて、辞めることしか考えていない様子でした。

 

試合で勝てない

小学校6年生の最初の頃にも、辞めたいと言うことがありました。

息子の通う道場では、県外に遠征に行って強豪チームと試合をすることがありますが、まったく歯が立たず負けて帰ってくることもよくありました。試合で負けが続くと剣道が嫌になってくるものです。

勝てないと面白くないのはもちろんですが、息子は団体戦の大将もしていたので、大きなプレッシャーを感じて辛かったのだと思います。

親としても息子の剣道を辞めたくなる気持ちはすごく理解できました。

 

【体験談】子供が剣道を辞めたいと言ったときの対処法

剣道を辞めておかれた防具

息子は今まで何度も剣道を辞めたいと言ってきましたが、その度に私は真剣に向き合って解決方法を探してきました。

下記にその方法をお伝えしていきます。

 

子供が剣道の先生を怖がる時に伝えたこと

先生が怖くて辞めたいと言い出したとき、息子は先生がどんな人か分からず、単にすぐに怒る怖い人だと思っていたようでした。

そこで、まず息子になぜ先生が厳しく指導しているのか、どんな目的をもって子供たちに接しているのか理由を説明しました。「子供たちに剣道を強くなってほしい」という先生の気持ちを丁寧に伝えたのです。

すると、稽古で怒られている訳が分かり、息子の先生を見る目も少し変わってきているようでした。稽古中の暗い表情が変わってきたのです。

また、息子の方から先生に積極的に話しかけるようにさせました。先生がどんな人で、子供たちのことを思って厳しくしていることを息子自身に知って欲しかったのです。

最初は息子も嫌がっていたのですが、次第に先生の人柄が分かってくると、自分からよく話しかけるようになりました。少しずつ先生への怖さも和らいでいき、自分たちのために教えてくれていることも納得できたようでした。

剣道は「武道」なので、他のスポーツと比べて指導者のことをより厳しく感じるかもしれません。でも、指導者がどうして厳しくするのかをきちんと教えることで、子供たちの指導者を見る目が変わることはよくあることです。

お子さんが指導者を怖がるようでしたら、一度「どうして先生は厳しくするのか」をお子さんに伝えてあげてください。

 

稽古をやりたくない気持ちを変えた方法

稽古がつらくて剣道を辞めたくなる人は珍しくありません。特にまだ体力も十分についていない小学生ならなおさらでしょう。

息子は体が細く体力もあまりなかったので、稽古中にきつくて足がふらついたり、座り込むこともありました。稽古が休めないことで気持ちの方もきついようでした。そこで息子がリフレッシュできるような決まりを作ったのです。

  • 月に1回は稽古を休んで遊ぶ。
  • 稽古がない日は友達と遊ぶ時間を確保する。
  • 試合の後はリラックスできる時間を作る。

ゆっくりする時間と遊ぶ時間を取り入れたおかげで、心身ともにリフレッシュでき、少しずつまた剣道をやってみようという前向きな気持ちが生まれるようになりました。

また、稽古と遊ぶ予定がかぶったときは、遊びを優先するようにしました。すると、息子は友達と遊ぶ時間がしっかりあることに満足して、稽古にも身が入りだし辞めたいと言わなくなったのです。

剣道をつらく感じているときは無理強いするのではなく、遊びとバランスを取りながらメリハリをつけると子供の気持ちにも余裕が生まれてくるので試してみてください。

 

試合で勝てないときの子供への対応

剣道で勝てない試合が続くと、だんだん自信を失っていき辞めたい気持ちが出てくるものです。私も学生時代に同じような経験があって息子の気持ちは痛いほど分かりました。そこで、私が昔実践したことをやってみました。

まず息子に伝えたのが、相手選手と比べるのではなく過去の自分と比較することでした。

過去の試合のビデオを一緒に見ながら「前より構えがしっかりしてきたね」、「前より打ち込みのスピードが速くなってきたね」など、小さな成長を見つけて伝えたのです。

そして、試合で負けたとしても、良かったところや成長した部分を褒めてあげました。「勝つ」ことより「成長」することを考えて欲しかったのです。

さらに、試合のときに小さな目標を設定することにしました。例えば、「いつもより大きな声でチームを引っ張ろう」や「練習した技を決めよう」などです。勝敗以外に目標を作ることで、負けを気にする必要がないということを伝えました。

おかげで勝つことへのこだわりが減り、次第に剣道を楽しめるようになりました。

誰でも試合で負け続けるとプレッシャーを感じてくることはあります。でも無理にプレッシャーに耐えようとせず、目線を変えることで良い結果につながることもあります。

もしお子さんが試合で勝てなくて苦しんでいたら、成長したことにフォーカスを当てたり、勝ち負け以外の小さな目標を作るようにしてあげてください。

 

【剣道を辞めたい】親がすべき決断とサポート

サポートする親

親がいくら対処しても子供の辞めたい気持ちが変わらないときはどうしたらいいのでしょうか?そのときは、子供が剣道を楽しんでいるかどうかを判断基準にするといいでしょう。

私の息子は、以前剣道と一緒に水泳も習っていましたが、急に辞めたいと言い出したことがありました。できれば続けて欲しかったのですが、水泳自体がまったく面白くないとのことで、無理に続けさせても苦痛になるだけだと思いきっぱり辞めさせたのです。

親としてはすごく残念でしたが、長く続けさせようと思うと本人が楽しめていることが一番ですし、上達するためにも、そのスポーツを楽しんでいるかどうかはとても重要だと思ったからです。

そして、子供がどんなことに夢中になれるか一緒に探すようにしました。幸い息子の場合、剣道は楽しんでいたので水泳の代わりに打ち込むことができたのです。

親として子供が楽しめる習い事を探すサポートもしっかりしてあげましょう。

 

まとめ

剣道では辞めたいと思うことは珍しいことではありません。私自身も、学生のとき剣道をやっていて辞めたいと思ったことは何度もありました。

親としては、子供の辞めたいという気持ちをただ否定するのではなく、しっかりと受け止めて、子供が納得できるようにすることが大切です。

もし、辞めることになっても、支えてあげてサポートすることを心がけましょう。子供のことを一番に考えてあげるといいのではないでしょうか。

 

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