PR

剣道で跳躍素振りができない理由5選!簡単にできるやり方のコツと効果も紹介

剣道の跳躍素振りをあらわした人形 技術や体力を伸ばす方法
スポンサーリンク

跳躍素振りは、剣道では定番の練習ですが、上手くできない人もたくさんいます。とくに子供のうちは、なかなか思うようにできない練習です。

小学生が苦手な練習の一つとも言えるでしょう。

通っている道場でも苦戦している子がたくさんいます。息子も最初の頃はすごく苦手で、手足のタイミングが全く合っていませんでした。

しかし、練習を続けるうちに上手くできない原因が分かってきて、コツをつかみだすと、みるみる上達していきました。

今回は、子どもたちに多く見られる跳躍素振りができない原因を5つ紹介します。さらに、簡単に身につけるためのやり方のコツや、跳躍素振りでえられる効果についても紹介していきます。

剣道の跳躍素振りが上手くできない理由5選

剣道の跳躍素振りができなくて泣く子供

思ったように跳躍素振りができない子は、手足のタイミングがずれていたり、バランスが崩れている場合が多いです。その原因として、以下の5つがあげられます。

  • ジャンプしようとしている
  • 両足が一緒にでている
  • 竹刀を後ろまで振りかぶっている
  • 体の軸がぶれている
  • 両足の間隔がせまくなっている

それぞれくわしく説明します。

ジャンプしようとしている

跳躍素振りが苦手な子がよくやっているのが、ジャンプしながらの素振りです。

跳躍素振りと聞くと、ジャンプ(跳躍)するものと思ってしまいがちですが、跳ねながら素振りをしてしまうと、タイミングがずれてしまいます。

足の動きが前後ではなく上下になってしまい、素振りの動きと合わないのです。

息子もまさにこの状態で、ジャンプばかりを意識して、上半身と下半身の動きがバラバラなっていました。

両足が一緒にでている

両足をそろえて跳躍素振りをする子もよく見かけます。

跳躍素振りのときも、足の動きはすり足です。先に進行方向の足を動かし、後から反対の足がついてきます。竹刀を振り下ろす時なら、まず右足で踏み込んで、次に左足を動かします。

これを同時にしてしまうと、竹刀を振るスピードより足が速く動くのでタイミングがずれてしまいます。

竹刀を後ろまで振りかぶっている

基本的な素振りでは、竹刀を後ろまで大きく振りかぶるため、跳躍素振りでも同じようにしてしまう子がいます。

しかし、これでは振りのタイミングが遅れてしまうことがあるのです。

必要以上に振りかぶらずに、足の動きに合わせて振りかぶる大きさを調整する必要があります。

体の軸がぶれている

跳躍する距離を大きくすると、体が前後に倒れた振りになってしまい、体の軸がぶれることがあります。

できるだけ遠くに跳ぼうと意識するあまり、自然と体に力が入ってしまうのです。

息子も跳躍素振りに慣れたころに、跳ぶ距離を伸ばそうとして軸がぶれたことがありました。軸がぶれだすと段々タイミングがずれてきます。

上半身は倒さずに真っすぐ固定し、腕の振りで調整すると、きれいな跳躍素振りになるでしょう。

両足の間隔がせまくなっている

跳躍素振りを続けていると、自然と左右の足の間隔が狭くなってくることがあります。

跳躍素振りのときの足の間隔は、基本の構えと同じくこぶし1個分のスペースが必要です。

これが意識できていないと、段々幅がせまくなってしまい、左右にバランスを崩しやすくなってしまいます。

スポンサーリンク

跳躍素振りが簡単にできるやり方のコツ

跳躍素振りをするときの足の構え

次に、正しい跳躍素振りをマスターするためのやり方のコツをお伝えします。

とくに難しいことはないので、ひとつずつ試してみてください。

動きを一つ一つ理解する

体の動かし方が分からず、ただ何となく跳躍素振りをやっていても、いつまでたっても上手になりません。まずはどうやって体を動かしているのか、ポイントをしっかり理解する必要があります。

  • 竹刀を振り上げた状態からスタートすると、スムーズに始められる。
  • 足の動きはすり足を早くしているだけ。
  • 前にでたときに竹刀を振り下ろし、後ろ下がったときに振り上げる。
  • 慣れないうちは、遠くまで跳ばない。

息子はよく考えず、いつもいきなり跳躍素振りをしていたので、最初に上記のことを頭にいれてから練習するようにしました。

すると、体を動かす流れが理解でき、スムーズに跳躍ができるようになりました。

さきに足の動きを覚える

跳躍素振りでは足の動きがとても重要です。まずは、竹刀を持たずに足の動きだけを練習するといいでしょう。

もし、練習をしているうちに、最初の位置からずれているようなら、テープなどで目印をつけておくと、目標になります。

そして、その目印から外れないように、くり返し足を動かすことで、足の動きを体に覚えさせることができるのです。

足の動きに慣れてくれば、あとは竹刀の振りを加えるだけです。足の動きを意識しながら振るタイミングを合わせましょう。

足の引きつけを意識する

上記の方法だけでも、跳躍素振りは上手になりますが、さらに上達するためには足の引きつけを意識するといいでしょう。

先述したとおり、進行方向にある足を先に動かしますが、その後できるだけ早く反対の足を引きつけるのがコツです。

上半身は振り上げと振り下げの2動作なので、足の動きもそれに合わせて2動作で前後する必要があります。もし引きつけが遅くなってしまうと、このテンポが少しずれてしまうのです。

足の引きつけを意識するだけで、跳躍素振りのテンポがすごくよくなり、スピードをあげてもタイミングがずれにくくなります。

跳躍素振りが剣道の試合でもたらす効果とは?

跳躍素振りの効果を実感している人

跳躍素振りの練習が上手にできれば、剣道の試合で大きな効果を発揮します。具体的には以下の3つです。

  • 伸びのある打突が打てるようになる
  • バランス感覚が身につく
  • スタミナがつく

順番にお伝えします。

伸びのある打突が打てるようになる

跳躍素振りはその名のとおり、跳躍力の強化につながります。

くり返し跳びながら素振りをすることで、足腰を鍛えることができ、伸びのある打突を打てるようになるのです。

打突の飛距離が伸びるので、とくに飛び込み面の威力が増すでしょう。

バランス感覚が身につく

跳びながら竹刀を振る跳躍素振りは、不安定な体勢での素振りなので、バランス感覚を養うことができます。

剣道の試合では、動きながらや、体勢が崩れた状態から打突をすることもあるのでバランス感覚はとても重要です。

普通の素振りに比べて、より実践的な練習になります。

スタミナがつく

跳躍素振りは、別名「早素振り」と言われるとおり、普通の素振りよりもはやく、そして激しく動く素振りです。

そのため、同じ本数でも跳躍素振りの方が、スタミナの消費が大きくなり何倍も疲れます。

もしスタミナをつけたいなら、とても効果的な練習です。

スポンサーリンク

まとめ

よく跳躍素振りをただ何となくやっている子がいますが、それでは身につけるのは難しいでしょう。

しかも、オリジナルでやって変なクセがついてしまうと、後からなおすのがすごく大変になってしまいます。

まずは、どんな動きをしているかをきちんと理解して、ひとつずつ体に覚えさることが上達への近道
となるでしょう。

今回お伝えしたことを参考にして、ぜひ取り組んでみてくださいね。