剣道では覚えることがたくさんあります。
技や礼儀作法など日々いろんなことを教わるので、身に付くまでに時間がかかることでしょう。
そこで役立つのが「剣道ノート」です。
稽古の内容や、自分が感じたこと、先生のアドバイスや反省点をノートにまとめておくと、次の稽古に活かせます。
私の息子がまだ小学校低学年の頃、稽古で教わったことをちゃんと覚えられるかなって心配していると、道場の先生から「剣道ノートを子供に付けさせるといいよ」とアドバイスをもらい、実践してみました。
すると、息子が自分で稽古を振り返るようになり、教わったことがどんどん頭に入っているようでした。
ただ稽古するだけじゃなくて、それを記録し、自分の成長を見直すことで、やる気も出てくるんです。
ノートを書くことは、技の向上だけでなく、子供が自分の成長や目標を明確にする良い機会になります。
今回は、剣道ノートの詳しい書き方や、重要なポイントについてお伝えします。
いつから剣道ノートを付けるべき?
剣道ノートは、できるだけ早く始めるのがベストです。
特に、剣道習い始めのうちは、新しいことをたくさん学ぶので、すぐに覚えられないこともあります。
息子も剣道を始めた頃、最初は「やってるだけで楽しい!」って感じだったんです。
でも、技が増えてくると、何をどう練習すればいいのか、だんだん混乱してきました。
そこで、稽古の後に「今日何をやった?」って聞いて、一緒にノートに書くようにしました。
そうすることで、次の稽古で何を意識すればいいのか、自分でも分かるようになったんです。
最初の頃からノートをつけると、子供が自然と稽古内容を整理できるようになって、成長が早く感じられるようになります。
早い段階からノートを始めて、習慣にしてしまうと、その後の上達に大きく影響しますよ。
子供でも簡単!剣道ノートの具体的な書き方
剣道ノートをつけるとき、難しく考える必要はありません。
簡単な項目でいいので、子供でも気軽に続けられる内容にしましょう。
稽古日
まず、その日の稽古の日付を書きます。
これで、どのくらいの頻度で練習しているかが分かります。
習った技や内容
その日の稽古で何を練習したのかを書きます。
「面打ちの練習をした」とか「足さばきの練習をした」とか、シンプルに記録するだけでOKです。
先生からのアドバイス
稽古中に先生から言われたことも、忘れないように書いておきます。
「踏み込みが浅い」とか「もっと大きく振れ」といった具体的な指示を記録することで、次の稽古で意識しやすくなります。
自分の反省点や感じたこと
子供が自分で感じたことや反省点も自由に書かせます。
「もっと早く動きたかった」とか「攻撃を防げなかった」など、気づいたことを言葉にして書いていくといいです。
良かった点や褒められたこと
上手くできたことや、先生に褒められたことも書きます。
「今日はよく打てた」とか「足さばきが褒められた」といったポジティブな記録が大事です。
親からの一言
最後に書き終わった剣道ノートを読んで、親からのコメントを一言書いてください。
たくさん書かなくていいので、子供のやる気が上がるように、ポジティブな言葉で書くようにしましょう。
これらの基本項目をベースにして、無理なく続けることがポイントです。
短くてもいいので、毎回ちょっとずつ書いていきましょう。
子供に剣道ノート続けさせるためのコツ
剣道ノートを続けるためには、まず楽しくやることが大切です。
子供が飽きずに続けられるように、いくつか工夫をしてみましょう。
親子で振り返りの時間を作る
稽古の後に親子でノートを見返す時間を作ると、子供は自分の努力をちゃんと見てもらえると感じて、やる気が出ます。
我が家でも、子供が稽古から帰った後に「今日どうだった?」って話をして、感じたことを一緒にノートにまとめています。
それが親子の会話のきっかけにもなって、子供にとっても良い振り返りの時間になっているようです。
デコレーションやイラストで楽しくする
子供には、ノートに好きなシールを貼ったり、簡単なイラストを描いたりして、書くこと自体を楽しめるようにしてあげましょう。
「今日は面の練習だから、面の絵を描こう」とか、少し工夫するだけで楽しい作業になります。
無理なく続ける
毎回たくさん書かせようとすると、負担が大きくなってしまいます。
その日の稽古で印象に残ったことや、特に意識したいアドバイスなどに絞って書かせると、続けやすくなります。
親のサポートは適度に
親が口を出しすぎると、子供が自分で考えることができなくなります。
基本的には子供が自分の言葉で書けるようにして、親は少し質問するくらいのサポートにしましょう。
【効果的】剣道ノートの振り返り
ノートは、ただ書くだけじゃなく、見返して振り返ることも重要です。
たまに過去のノートを見返すと、自分の成長がよく分かります。
試合や昇級試験の前に見返すことで、これまでの努力を確認して、自信を持って臨むことができます。
私の息子も試合前にノートを見返して、「前より良くなった!」って自信を持てるようになっていました。
それに、失敗した時やアドバイスを思い出して、次の稽古で改善するためのヒントがたくさん見つかります。
昇級試験の準備でも、これまでの練習記録を振り返って、動き方やポイントをおさらいできるので、とても役立ちました。
ノートを見返すことで、子供自身がどんどん成長していることを実感できるんです。
さいごに
剣道ノートは、ただの練習記録じゃなくて、子供が自分の成長を実感できる大切なツールです。
ノートをつけることで、自分の技術や感想、反省点を振り返り、次の目標に向かって前進できます。
我が家でも、子供がノートを使いながら、少しずつ自分の成長を感じて、自信をつけていく姿を見て、やってよかったなと思いました。
ノートは、子供にとっての「成長の証」です。
親子で一緒に楽しくノートを続けて、剣道の道を歩んでいってください。