子供が緊張して、なかなか剣道で勝てないって悩んでいませんか?
私の息子はすごく緊張しやすいので、以前は剣道の試合でまったく実力が発揮できないことが多かったんです。
技術的なアドバイスは道場の先生に教えてもらえても、試合で緊張しないためにはどうしたらいいのか困っていました。
でも、親の私が何とかしてあげないといけないと思い、いろいろサポートしているうちに次第に子供の緊張をほぐす方法が分かってきたんです。
そこで今回は、緊張を和らげるリラックス法や試合当日のルーティン、子供をリラックスさせる親の声掛けについてお伝えします。
実際に我が家で試して効果があった方法ですので、よかったら参考にしてみて下さい。
緊張を和らげてくれるリラックス法3選
やっぱり試合当日って、一番緊張してしまうんですよね。
だから、我が家ではいつも試合前にすぐにできるリラックス法を実践しています。
いくつか方法はありますが、ここでは効果的だったリラックス法を3つ紹介します。
上を向いて深呼吸する
これが一番簡単で、すぐに効果が出た方法です。
試合会場に着く前、車の中で何度も上を向いた状態で深呼吸をします。
「吸って~、吐いて~」って感じで、お腹からゆっくり大きく呼吸を整えると、なんだか気持ちが落ち着くんですよね。
ポイントは上を向いて行うこと。
上を向くと余計なことを考えなくなり、頭の中がすっきりした感じになります。
こんな単純なことで本当に落ち着くのか最初は疑ってた息子も、何回もやっているうちに効果を実感しているようでした。
親である私も会場が近づいてくると、息子以上に緊張してしまうのでこの深呼吸をしています。
不思議と心が落ち着き冷静になることができます。
軽いストレッチをする
試合の順番を待っている間、軽くストレッチをするのもおすすめです。
緊張してると動かずにジッとしてしまうので、体が固まってしまい試合で動きが鈍くなってしまいます。
私の息子は緊張すると肩がガチガチになるタイプなので、肩を回したり、腕を振ったりして体をほぐすようにしてます。
試合前に一人にすると考え込んで動かなくなるので、時々声を掛けてストレッチするように伝えてます。
剣道の大会では、試合間隔がすごく空くこともあるので、意識して体を動かすようにしましょう。
短い瞑想をする
ちょっと意外かもしれませんが、試合前に短い瞑想をするのも効果的です。
瞑想って言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、ただ静かに座って目を閉じて、呼吸に集中するだけでもかなりリラックスできます。
大会などで勝ち上がって試合が続くと、段々緊張感が増していくことがあります。
しかも試合直後は興奮していて、落ち着くのにも時間が掛かるかもしれません。
この緊張と興奮を一気に沈めてくれるのが瞑想です。
試合の合間で時間が少ししかなくても、1分程度でいいので瞑想するとリラックスすることができます。
私はある大会で他の道場の選手が、体育館の隅っこで瞑想をしているのを見て真似をしてみようと思いました。
息子も、実際にやってみると気持ちが落ち着いたし、集中力も上がったと言って喜んでいました。
慣れてくれば、周りが騒がしくても問題なく瞑想ができるようになるでしょう。
大会当日に落ち着くためのルーティン
試合前に毎回同じルーティンを作ることで、子供に安心感を持たせ、緊張感を和らげるのもおすすめです。
我が家でも、いくつか試合前のルーティンを決めて実践してきたので紹介します。
同じ食事にする
剣道の大会の日は、いつも同じ食事をとるようにしています。
私の息子の場合、メロンパンと鮭おにぎりが好きなのと、毎回それを食べていい結果が出てるので、コンビニで買って準備しています。
朝食だけでなく昼食も同じです。
いつも同じ食事にすることで、どんなに大きな大会でもいつもと変わらない雰囲気を出すようにしています。
同じ音楽を聴く
我が家では、試合会場に向かう時に車内でいつも子供の好きな音楽を流しています。
小学校低学年の時から聴いてるアニメソングで、今は試合前のこの時しか聴きません。
大会の度に毎回聴いてますが、それでもこの曲が流れると自然とリラックスできるみたいです。
試合会場ではなかなか聴くことができないので、車の中でしっかり聴くことがルーティンになっています。
試合直前の動作
息子には、自分で決めた試合直前にするルーティン動作があります。
2.膝を大きく跳ね上げて2回ジャンプし、床を強く踏み込む。
3.右手で左胸の辺りをドンドンと強く2回叩く。
毎回この動作をしますが、これをすることでスイッチが入り、ドキドキした気持ちが落ち着くようです。
いろんなやり方があると思うので、子供に自分なりのスイッチが入る動作を決させておくといいでしょう。
試合本番で子供をリラックスさせる親の声かけ
試合本番、親の言動ひとつで子供の気持ちが大きく変わることってありますよね。
どんなふうに声をかけるか、私もいろいろ試してきましたが、やっぱり本人の気持ちを考えることが大切だと思います。
試合前の勝敗にこだわらない声掛け
剣道の試合ではよく熱心に声を掛ける親がいますが、私も最初は熱くなって「頑張れ」や「絶対勝つぞ」って言ってしまってました。
でも、その言葉が息子に気合いを入れるどころか、逆にプレッシャーをかけていたことに気付いたんです。
そこで、「勝ち負けじゃなくて、自分のベストを尽くそう」や「試合を楽しもう」って声をかけるようにしました。
すると、子供も気持ちが楽になったみたいで、いつも通りの動きが発揮できるようになったんです。
試合後のポジティブな声掛け
試合後、どんな結果でもまずは「よく頑張った」と褒めることを心がけています。
もし負けた場合でも、勝ち負けには触れずにとにかくよかったところを具体的にフィードバックするんです。
そうすることで、試合結果より試合内容の方が大切だと思うようになります。
次の試合で余計なプレッシャーを感じることが減り、自信を持てるようになったんです。
とにかく見守る姿勢が大事
試合中は、親としてついつい口出ししたくなるものです。
「いけ!」、「そこだ!」なんて言いたくなるんですけど、それが逆に子供のプレッシャーになってしまいます。
試合中はできるだけ静かに見守るようにしています。
また、「相手がこうきたら、こうやって攻めろ」や「この技をたくさん出せ」とつい具体的な戦い方の指示もしたくなりますが、これも子供にはプレッシャーになる場合があります。
親から言われたやり方で戦わないといけないと考えてしまい、余計に緊張してしまうのです。
試合が始めれば子供は自分で考えて戦うので、親からの余計な口出しは不要でしょう。
最後に
剣道の試合では、緊張しやすい子供はどうしても不利になりがちです。
私の息子も最初は緊張で全然力が出せず悔しい思いをしてきましたが、今では緊張しすぎることが無くなり、以前のようにガチガチにならず落ち着いて試合ができるようになりました。
子供がリラックスして力を発揮できるためには、親のサポートがとても大切です。
今回紹介したリラックス法や試合前のルーティン、声かけのコツなど、ぜひ一度試してみてください。
お子さんの緊張が少しでも和らいで、試合で良い結果が出ることを願っています。
なお、子供のモチベーションを上げるための方法を下記の記事で紹介してますので、よければ参考にしてみて下さい。