【剣道の防具】初心者でもできる臭い対策4選とNG行動!

子供の剣道の始め方

剣道を始めたばかりの初心者にとって、防具の臭いは大きな悩みのひとつです。

あの独特の臭いは、汗や皮脂、湿気などが原因で発生しますが、きちんと対策すればやわらげることができます。

そこで今回は、防具の臭いの原因とその対策、さらに防具がダメになるNG行動について、初心者でも簡単にできる方法を紹介します。

 

防具の臭いの主な原因とは?

床に置かれた剣道の防具

剣道の防具は、日々の稽古によって大量の汗を吸収します。

その汗や皮脂が防具に染み込むことで、時間が経つにつれて臭いの元となっていくのです。

また、湿気がこもりやすい防具は、カビや細菌が繁殖しやすい環境のため、これも臭いの元となります。

うちの子も以前はよく防具を放置していて、ひどい臭いになって大変でした。

 

汗や皮脂、湿気が臭いの原因になる仕組み

防具の臭いは主に汗と皮脂の混合物が原因です。

練習中にかいた汗は、肌から分泌される皮脂と混ざって防具に吸収されます。

そのまま放置すると、湿気とともに雑菌が繁殖し、臭いが強まります。

特に、練習後にすぐに乾燥させないと、防具の中は湿気がこもってしまいます。

 

特に気をつけたい防具

防具の中でも特に臭いがこもりやすいのは、小手です。

面は頭全体を覆うため、汗を大量に吸い込みます。

また、面布団や内側のパッド部分は乾燥しにくく、湿気が溜まりやすいです。

小手も同様に、手の平でかいた汗が染み込みやすく、乾きづらい形をしています。

 

防具の臭いを防ぐための対策4選

大丈夫と伝える人

初心者でも簡単にできる防具の臭い対策として、以下の4つの方法を紹介します。

うちの子も、これらの方法を実践したことで、防具の臭いが大幅に減りました。

 

通気性を確保する

まず、防具を使った後はすぐに防具袋に入れず、通気性の良い場所で乾かすことが大切です。

もしすぐに家に持って帰る必要がある場合は、一旦防具袋に入れて家で取り出しましょう。

次の練習まで防具袋の中に入れておくのは、やめておいた方がいいです。

また、風通しの良い場所に防具を吊るして干すと早く乾きます。

私は家のベランダには専用のハンガーがあるので、練習後は必ず干すようにしています。

 

洗濯する

面、小手、垂れは自分で洗濯する事もできますので、我が家の洗濯方法をお伝えします。

上手にできればかなり臭いが落ちますが、藍染も一緒に落ちるのであまり頻繁にはできません。

  1. 面紐と小手紐を外し、垂れは垂れネームを外してください。
  2. お風呂に水を貯め、洗剤を入れて泡立てて5分くらい置いてください。
    ※面は上向きに入れますが、水は面ぶち(正面の黒い輪っか)より下までにしてください。
  3. スポンジでこすりながら、シャワーで洗剤を洗い流してください。
  4. 日陰で天日干ししてください。
    ※洗濯機で脱水できますが、防具が型崩れしたり、洗濯機に傷がつくことがあるのでおすすめしません。

 

消臭スプレーを使う

市販の消臭スプレーは手軽にできる臭い対策です。

防具を使った直後にスプレーするのがおすすめですが、スプレー後は必ず乾燥させてください。

もし、スプレーだけかけて乾かさないと臭いが落ちないばかりか、逆に臭いがきつくなることがあるので注意が必要です。

消臭スプレーと乾燥はセットで覚えておきましょう。

なお、消臭スプレーは無香料がいいです。

臭い付きだと、汗と混ざって変な臭いになることがあります。

 

重曹や酢を使う

家庭にある重曹を使った手作りの消臭法もおすすめです。

重曹は防具の中に入れておくだけで、湿気と臭いを吸収してくれます。

うちの子も防具袋に重曹の小袋を入れてます。

酢は雑菌の繁殖を抑える効果があり、希釈してスプレーすると良いでしょう。

注意点としては、直接防具にかけると色落ちする可能性があるため、布に含ませて拭くようにすることです。

 

防具がダメになるNG行動とは?

NGと伝える人

防具を長持ちさせるためには、日々の手入れが重要ですが、逆に間違った手入れや保管方法は、防具を傷める原因になります。

ここでは、防具の寿命を縮めてしまうNG行動と、その対策について詳しく解説します。

 

やってはいけない手入れ方法

防具の臭い対策として、過剰な洗浄や誤った方法での手入れには気を付けましょう。

例えば、防具をそのまま洗濯機で洗うのは絶対にNGです。

防具の素材は繊細なので、機械洗いによって形が崩れたり、強度が落ちたりします。

私も初心者の頃、面を洗濯機で洗ってしまい、形が崩れて使えなくなった経験があります。

また、乾燥機の使用も絶対にやめたほうが良いです。

高温によって素材が縮んだり、劣化が進んだりする可能性があります。

 

正しい保管方法

保管場所にも注意が必要です。

防具を直射日光が当たる場所や湿気の多い場所に放置すると、素材が劣化しやすくなります。

特に、面や小手の内側のパッド部分は湿気に弱いので、風通しの良い場所で保管することが重要です。

私も一度、稽古後にそのまま車の中に放置してしまい、次に使うときに強烈な臭いがしてびっくりしたことがありました。それ以来、必ず風通しの良い場所で保管するように気を付けています。

 

まとめ

防具の臭いは剣道をする上では避けては通れない問題で、長く続けるならしっかりと対策する必要があります。

初心者のうちは何かと手間に感じるかもしれませんが、習慣化することで自然と身に付くので安心してください。

正しい手入れを行うことで、防具の寿命を延ばし、より長く使用することができます。

今回ご紹介した方法を実践すれば、防具の臭いはもちろん、防具自体の劣化も予防することができるでしょう。

通気性の確保や定期的な洗浄、消臭スプレーの使用、重曹や酢を使った手作り消臭法など、どれもすぐに始められるものばかりです。

また、剣道の防具専用の消臭グッズも売られているので試してみるのもいいでしょう。

防具は剣道の命とも言える大切なものなので、正しい手入れを怠らず、いつも清潔でな状態を保つことが大切です。