子供が剣道を続けたくないと言い出すと、親としては本当に困ってしまいますよね。
私も何度か経験していて、子供がまだ剣道に通って日が浅い間は度々ありました。
親としては続けてほしいけど、あまり無理強いはしたくないという難しい気持ちでした。
そこで今回は、子供が剣道を続けられない理由や、続けるために親ができることなどを私の経験を交えながら具体的にご紹介します。
剣道が続かない子供のよくある理由
子供が剣道を続けられない理由はいくつかあります。
うちの子の経験から4つ挙げてみます。
他のスポーツに興味が移る
うちの子も剣道を始めたときは楽しそうでしたが、そのうち他のスポーツやゲームに興味が移ってしまい、剣道へのやる気が減っていきました。
特に友達がやっているスポーツには惹かれやすいようで、みんながしてるバスケが楽しくてよく一緒にやってました。
子供の興味が変わるのは自然なことかもしれませんが、それが剣道を続ける妨げになることもあります。
体力や技術の不足で練習が辛い
剣道の練習は体力を使います。
うちの子も体力が足りず、練習が辛くて「もうやめたい」と言い出したことがありました。
特に始めたばかりの頃は、うまくできないことで自信をなくして、「自分には向いていないのかも」と思っていたようです。
さらに技術がまだ追いつかないことで、なかなか勝てなくてやる気を失ってしまうことも多いですね。
友達とのトラブルや指導者との相性
練習中に友達と意見が合わなかったり、指導者と合わなかったりすると、剣道が嫌になってしまうこともあります。
うちの子も、指導者からの厳しい指導に気持ちが折れて、「もう行きたくない」と言われたことがありました。
大人でも人間関係は難しいですが、子供にはもっと大きなストレスですよね。
親の期待が重荷になることも
親としては、剣道を通して成長してほしいと思うものですが、その期待が重くなってしまうこともあります。
私もつい「もっと頑張れ」と言ってしまいがちでしたが、それがプレッシャーになっていたようです。
子供が親の期待に応えようとするあまり、逆に苦しんでしまうこともあるので注意が必要です。
剣道を続けさせるために親ができること
子供に剣道を続けさせたいなら、こどもにばかり頑張らせようとせず、親も一緒になってを頑張る必要があります。
子供の意思を尊重して無理強いしない
うちの子が「やめたい」と言い出したとき、すぐに「なんで?」と詰め寄ってしまったんですが、それは逆効果でした。
しばらくして、まずは子供の気持ちを受け止めてあげることが大切なんだと気づきました。
無理に続けさせるのではなく、やめたい理由をしっかり聞いて、その気持ちを尊重しながら決めていくことが大切です。
無理強いすると、余計にやる気を失ってしまいます。
目標を細かく設定して小さな成功体験を積ませる
続けるためのモチベーションには、小さな成功体験が大事です。
うちの子も「試合で勝つ」ことを目標にしていましたが、なかなかすぐに結果が出ませんでした。
そこで、日々の練習でできたことを褒めたり、目標をもっと細かくして「今日はこれができたね」と声をかけるようにしました。
少しずつ自信を取り戻して、練習も前向きに取り組めるようになりました。
練習以外の楽しみ方をみつける
剣道を辛いものではなく、楽しいものだと感じてもらうために、練習以外でも楽しみを見つける工夫をしました。
例えば、練習後にアイスクリームを買ってあげたり、剣道仲間と遊びに行ったりと、剣道を通して楽しい時間を増やしました。
また、剣道の強い選手を調べて一緒に動画を見たんですが、すごく興味が湧いてきたようで頻繁に試合動画を見るようになり、続けるモチベーションになりました。
剣道の先生に子供の状況を伝える
先生との連携も大切で、うちの子が練習を嫌がるようになったとき、何度か先生に相談しました。
すると、練習内容を少し変えてくれたり、子供に優しい言葉をかけてくれたり配慮してくれたのです。
先生も子供がやめるのは残念だと思っていて、協力してもらえることができました。
親が一人で悩まず、周りと協力してサポートしていくことが大事だなと感じました。
モチベーションを高めるための具体的な方法
モチベーションが上がれば剣道を続けたいと思うことでしょう。
子供の剣道に対するモチベーションを上げる方法をお伝えします。
大会や練成会に参加する
モチベーションを高めるために、大会や練成会に参加させるのはとても効果的です。
目標ができると、練習に対する取り組み方が変わります。
うちの子も、試合をすることで「勝ちたい」と思うようになり、それが練習のモチベーションにつながりました。
試合での成功や失敗を経験することも、次に続けるための大きな要素です。
ビデオで振り返りや成果を記録する
練習や試合の様子をビデオに撮って一緒に見返すと、成長を実感できて自己肯定感が高まります。
私も子供と一緒に動画を見て「ここが上手くなったね」と話すことで、子供のやる気を引き出せました。
過去の自分と比べてどれだけ成長したかが見えると、続ける意欲が湧いてくるものです。
親子での応援体制を整える
親子での応援体制も大事です。
私は練習後や試合後に必ず褒めてあげる時間を作りました。
一緒にお風呂に入っているので、その時に話すようにしています。
子供が頑張っている姿を一緒に応援し、「頑張ったね」と声をかけることで、子供の励みになりますし、親が子供の努力を認め、一緒に喜ぶことで、子供も「もっと頑張りたい」と思えるようになります。
剣道を続けることの重要性とその効果
剣道はとてもきついものですが子供の成長を促します。
続けることで、一回りも二回りも大きな人間になれることでしょう。
剣道がもたらす精神的な成長
剣道はただのスポーツではなく、精神的な成長を促すところがたくさんあります。
うちの子も、剣道を通じて忍耐力や集中力がつきました。
特に試合や練習での厳しい場面を乗り越えることで、自己管理能力や精神力が鍛えられたと感じます。
社会性の向上
剣道は個人競技でありながら、団体競技としての側面も持っています。
仲間と一緒に練習や試合に臨むことで、社会性を身に付けることができます。
また、他人を尊重する心は、剣道を通じて学べる大切な教訓です。
親としても、子供がこういった部分を伸ばしていく姿を見るのは嬉しいものです。
継続力の効果
続ける力は、剣道だけでなく、他の場面でも役に立ちます。
剣道を通じて「続けることの大切さ」を学んだ子供は、他の習い事や学校生活、将来の仕事などでもその経験を活かしていけるでしょう。
さいごに
子供が剣道を続けるのは、楽しいことですが大変なこともあります。
でも、その過程で学べることはたくさんあって、続けることで得られる成長は大きいと実感しています。
親としては、無理強いせずに子供の気持ちを尊重し、小さな成功体験を重ねながら、共に喜びを分かち合うことが大事です。
そして最終的には、親の応援が子供の力になります。
子供と一緒に剣道に取り組みながら、楽しく続けられるようサポートしていきましょう。